厄介なかゆみの診察

厄介なかゆみは病院まで

全身を襲うかゆみはとても厄介で、ついつい掻きむしってしまうこともあるでしょう。
我慢ができずに掻きむしってしまうのは、仕方のないことです。
しかし掻きむしってしまうと肌を傷つけることになり、更なるかゆみを生み出すだけです。
中には市販のかゆみ止めで、対処しようとする方もいらっしゃるかとおもいます。
しかし市販のかゆみ止めを使ったとしても、必ずしも効果が出るとは限りません。
薬が症状に合っていれば話は別ですが、合わない薬を使うと悪化する恐れがあるからです。

かゆみだけで病院に行っても良いのかどうか?

厄介なかゆみに悩まされているのならば、今すぐにでも病院に行くべきです。
しかし肌に何か“できもの“があればまだしも、単にかゆいだけで病院に足を運んでも良いのでしょうか。
かゆみが出ているということは、肌に何らかの異常が出ている証拠です。
何もなければ、かゆみが起こることはありません。
目に見えて悪い症状が出ていなかったとしても、見えない所でとんでもないことが起きている恐れがあります。

かゆみの診察

かゆみで病院に訪れた場合、どういう形で診察するのでしょうか。
こればかりは病院にもよるので一概には言えませんが、まずは「かゆみの原因」を見つけ出します。
考えられる原因となるものを肌につけて反応を見る「スクラッチテスト」や、専用シールを貼り付けて原因を探る「パッチテスト」を行います。
また問診票を元にして患者から色々と聞き出し、原因を探ります。
原因がわかったら薬の処方や、場合によっては生活指導に当たることもあります。

問診票の書き方

診察において重用な意味を持つのが、問診票です。
医師は問診票を元にしてかゆみの原因を探るので、きっちり書いておくのに越したことはありません。
問診票の内容としては、名前・住所や電話番号・病院に来た理由・アレルギーを起こしたことがあるかどうか、などです。

また既往歴(過去の病気)の欄がある問診票もあるので、正直に記しておきましょう。
問診票では患者の体の状態を知ることができます。
例えば白紙のまま提出したとすると、面倒くさがりの人と推測できます。
しかし体調が悪過ぎて、物を書くことすら難しいことも考えられます。

医師の言うことはきっちり聞きましょう

かゆみだけでなく皮膚全般の疾患に言えることですが、本気で治したいと思うのなら、医師の説明はしっかりと聞くべきです。
医師はなるべくわかりやすく説明しますが、専門的なことも絡んでくるので、素人では判断できない内容になることもあります。
もしわからないことがあれば、どんな些細なことでもいいので質問して下さい。
そして自身が納得した上で、治療に取り掛かりましょう。